| 11.14 商業登記に取消された企業の債務はだれが負う? |
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(事案) A社が60万元の商品をB社に販売したが、B社が双方の取り決めた契約通りに代金を支払っていない。何回も催促を繰り返してA社はB社を相手取って提訴することにした。しかし、起訴前に調査の上、B社は既に工商行政管理局に登記を取り消してしまった。また同社の登録取消届出書類では、B社に投資するC社とD社が共同で発行した?企業法人注销保结书?という証明書があることが分かった。同書類には、C社とD社は、B社の債務に対し責任を負うことを保証している。
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(分析)関連の法律規定によれば、B社は取消登録を行っていたが、A社は依然として裁判所に提訴して自らの権益を守ることができる。具体に言えば、主に次ぎの通り。
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1、関連の法律、法規について
同事案は、「会社法」、「契約法」などの法律、法規に関わるが、同事案の具体の情況から考えれば、上海市高級人民法院が2000年7月3日に発布した「关于在民事诉讼中企业法人终止后诉讼主体和责任的若干问题的处理意见」(以下「意见」)は最も重要な規定である。
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2、同事案の被告について
裁判所に起訴すれば、まず、被告がだれかを決める必要がある。A社と契約したのがB社だけど、B社は登録取消手続を行なったので、民亊主体資格はなくなった。但し、「意見」の規定によれば、A社は、B社の株主であるC社とD社を被告にして起訴することができる。
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3、同事案における被告の責任について
被告のC社とD社がどんな責任を負うべきかにいては、「意見」によれば、次ぎの通りである。
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ァ、「企業法人注销保结书」においてC社とD社らがB社の債権債務に対し処理する承諾によって、同2社はB社の債権債務を清算し、また清算後の財産を持ってA社に債務を弁済すること。
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ィ、もし「企業法人注销保结書」においてC社とD社らがB社の債権債務について処理責任でなくただ引受または担保すれば、この2社は完全にB社の代りA社に債務の弁済を要する。
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ゥ、C社とD社がB社に対し違法に出資する場合、この2社は実際に出資すべき範囲内でB社の代り債務弁済責任を負わなければならない。
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ェ、もしC社とD社がB社の財産を占有、横領、隠匿、または移転すれば、同2社は占有、横領、隠匿、または移転した財産を持って、B社の債務を弁済するものとする。
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