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   頭　脳　明　晰

ＤＨＡ：

魚の脂肪に含まれ、脳細胞を構成する脂肪酸の一種。マグロ、イワシなどの青魚に多い。脳の神経細胞ニューロンの突起部分や母乳に含まれており、脳や神経組織の発育や、機能維持に重要な役割を果たす。ＤＨＡが不足すると、学習能力や記憶力に影響を与える。また、血液をサラサラにして動脈硬化を防ぎ、中性脂肪や悪玉コレステロールを減らすほか、高脂血症、高血圧を防ぎ、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー改善にもつながる。 

ＥＰＡ：

イワシやサバなどの青魚の脂肪に多く含まれる成分。血液中の血小板の凝縮を抑制し、血栓を溶解させ、血管を拡張する作用がある。さらに血中の中性脂肪濃度が高くなるのを抑制して血液をサラサラにし、動脈硬化、脳卒中などの成人病を予防するほか、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー症状を改善するなど、幅広い効用があるとされる。

緑茶カテキン：

緑茶の渋み成分。ポリフェノールの仲間で、抗酸化力が強く、殺菌作用により口臭予防効果やピロリ菌を減らす作用もある。また、カテキンのガン予防効果を検証する研究が日米で進んでいる。

β－カロチン：

植物に含まれる黄色や赤の色素をカロチノイドといい、α、β－カロテン（カロチン）などの種類があります。私たちが体内に取り入れると、ビタミンに変わるので、これらをビタミンＡ前駆物質、プロビタミンＡと呼びます。プロビタミンＡは体内で必要に応じてビタミンＡに変換されるという特徴を持っています。カロチノイドの中でも緑黄色野菜などに多く含まれ、体内で最も効率よく働くのがβ－カロチンです。体内に入ったβ－カロチンで、ビタミンＡに未変換なものは、活性酸素の生成を抑制します。活性酸素は細胞を酸化し、老化やガン化させる有害物質です。β－カロチンは抗酸化作用によって、活性酸素を消去します。悪玉コレステロールを減少させて動脈硬化を防ぎ、心臓病も予防します。

ビタミンＥ：

血管や細胞を活性酸素の攻撃から守り老化を防ぐビタミン。脂溶性なので、体内の脂肪に溶け込んで酸化を効果的にブロックする。強い抗酸化力で動脈硬化を抑え、心臓病や脳卒中を予防する。また、コレステロール沈着や発ガン物質の発生を抑えて、成人病予防に役立つ。血行促進効果が肩こりや冷え性を改善し、女性ホルモンの分泌を促してみずみずしい肌をつくる。